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法面工事増加で売上高127億円台に 日本乾溜工業


経常利益は13%増の7億円

交通安全施設、法面工事施工の日本乾溜工業㈱(福岡市東区馬出1丁目、伊東幸夫社長)の2018年9月期決算は売上高が前期比4・7%増の127億5900万円、経常利益が同13・7%増の7億500万円で増収増益だった。純利益は同8・9%増の4億8400万円。
主力の建設事業において、大型元請物件の完成に伴う防護柵などの交通安全施設工事、災害復旧や防災減災のための法面工事が増加したことから完成工事高は前期を上回った。また、建設工事関連資材の販売についても九州地域の高速道路などの開通に伴う道路標識や防護柵などの交通安全施設資材、震災復興のための法面資材、公園整備に伴う景観資材の販売が増加したことから増収。利益面においては原価管理や工事における工程管理が徹底できたことから営業利益は前期比12・6%増の6億5800万円となった。
今期は資材費の高騰や人手不足に伴う労務費などの生産、建設コストの高騰、また働き方改革における人員増に係る販売費、一般管理費の上昇を見込んでいることから、売上高は前期比並みの127億7000万円、経常利益は同39・1%減の増収減益を見込んでいる。

2018年11月27日発行