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法律相談専用サイトを開設   答えるドットコム   システム特許出願


 インターネット有料相談サイト事業の合同会社「答えるドットコム」(福岡市博多区青木1丁目、篠塚祐二社長)は、10月1日付で法律相談専用ポータルサイトを開設する。
 これは今年5月の新会社法施行に伴い、合同会社を設立して以降、同社の労務や金銭面などの法的問題の相談に関するネットワークシステム構築が完了したことから開設するもの。同サービスは、インターネットテレビ電話を使用し、法人・一般相談者が、サイトに登録した弁護士や社会保険労務士、税理士などの法律に携わる人々にネット上で法律相談する。相談料は30分5,000円を基本に、法人・一般相談者と登録者が互いにSからDまで5段階評価をし、双方の評価で値段が変動する。今年3月には、このシステムで特許を出願している。開設当初は、登録者50人を予定しており、07年9月までに登録者200人を目指す。また一般相談者の月相談件数は4,000件が目標。初年度売り上げは3,000万円を見込んでいる。合同会社とは、今年5月1日の新会社法施行により、設立可能となった新しい会社形態。出資した経営者の債務責任は出資額を限度とするため、会社経営のリスクが軽減される特徴がある。
 同社は、福岡法務局管内第1号の合同会社として、2006年5月設立。資本金165万円。篠塚社長(社会保険労務士)ほか、藤大輔税理士、佐々木賢志社会保険労務士、堀内恭彦弁護士、株式会社オープンウェア(福岡市中央区大名2丁目、印口悟社長)の4人1法人が出資している。
 篠塚社長は長崎県出身。1954年2月25日生まれの52歳。九州大学工学部中退。趣味はゴルフ。