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法人・個人事業主向けに他行口座照会サービス導入 西日本シティ銀行


週刊経済2022年9月6日発行

デジタルプラットフォーム上で

㈱西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前1丁目、村上英之頭取)は9月19日、法人・個人事業主向けデジタルプラットフォーム「NCBビジネスステーション」上で、複数の金融機関の預金口座情報を照会・一元管理できるアカウントアグリゲーション機能「他行口座照会サービス」を導入する。
これは事業者向けデジタルチャネルの利便性向上の一環。同サービスは㈱マネーフォワード(東京都港区、辻庸介代表取締役CEO)が提供するアカウントアグリゲーション基盤を活用。同ビジネスステーションを利用する法人客などが、他の金融機関のインターネットバンキングなどにその都度アクセスすることなく、ワンストップで同行を含む複数の金融機関の預金残高や入出金明細を無料で確認できるようになる。
預金口座連携方法は同ビジネスステーション上のダッシュボードにある「その他の金融機関」の「連携する」ボタンから手続きが簡単にできる。同サービスは、複数の金融機関の預金口座残高と入出金明細を照会・一元管理できるため、それらの財務担当者による確認や外出時・出張時における確認、税理士などへの提出時などで作業・業務負担が軽減できるという。
NCBビジネスステーションは、法人や個人事業主向けに預金残高や取引明細照会サービスを提供するとともに、サービス連携機能によって振込・振替などの金融サービスや、ビジネスマッチングなどの非金融サービスを提供するデジタルプラットフォーム。今年7月26日から、AI審査モデルが日々の入出金情報をもとに借り入れ条件を判断するトランザクションレンディングを活用し、最短で当日の借り入れが可能となるビジネスローンの取り扱いを開始している。