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沖縄市知花4丁目の新洗濯工場が完成 サニクリーン九州


週刊経済2022年7月20日発行

能力は旧工場の1・5倍

ダストコントロール商品、ユニホームレンタルの㈱サニクリーン九州(福岡市博多区半道橋1丁目、山田健社長)が沖縄市知花4丁目に建設していたマット、モップなどの洗濯工場は、5月末に完成し、6月20日から稼働した。
沖縄県内の売上増加に伴い、旧工場が手狭になり、建屋と設備の老朽化も進んできたため、昨年9月から建設していたもの。また、工場完成に合わせて、新工場の西側に置いていた沖縄中部営業所を工場内に移転。工場内に営業所を設置することで、商品配送を効率化する。場所は旧工場の南向かい。敷地面積は4716㎡で、旧工場の4倍強となる。建屋は一部2階建てで、延べ床面積は旧工場の約2倍の2453㎡。200㎏洗濯機、乾燥機3台ずつ、35㎏洗濯機・乾燥機1台ずつ、ガスボイラ2台などを設置。給水設備などの能力向上や洗濯機への洗剤投入の自動化、各種遠隔監視モニタの設置などのラインの効率化で、生産能力は旧工場の約1・5倍になる。また、ガスボイラを導入し、燃料を重油からガスに切り替えたことで、CO2排出量の25~30%削減を見込んでいる。排水設備も一新し、水質汚染防止を徹底する方針。
また、旧工場は自社で運営していたが、工場完成を機に九州内の他工場と同様にグループ会社の㈱SKプロダクト(7月1日付でローズサービス㈱から社名変更)に運営を移管。生産性と品質の向上、在庫管理の適正化を目指す。