水耕栽培でニラを自社生産　楽天地

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週刊経済2021年6月29日発行

１１月をめどに

福岡市を中心にもつ鍋専門店を運営する㈲楽天地（福岡市中央区天神１丁目、水谷崇社長）は１１月をめどに、ニラの自社生産を開始する。 　これまでは他社製のものを買い付けしていたが、内製化を進める一環で無農薬の水耕栽培に着手する。育てたニラは自社で加工し、店舗と通信販売用の材料として使用する。場所は９月の移転で使用しなくなる同区警固２丁目のセントラルキッチン（１３０㎡）を栽培スペースとする。これに伴い就労継続支援Ａ型Ｂ型としての雇用を予定している。
水谷社長は「コロナ禍になったことで世の中の役に立ちたいと強く感じるようになった。試験的に自社栽培を進め、将来的には事業化していきたい」と話している。 　同社は１９７７年創業、８４年設立。資本金１千万円。従業員１００人（アルバイト等含む）。決算期は２月。