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水素ステーションをリニューアル 福岡市グリーン水素活用推進協議会


週刊経済2022年9月6日発行

9月26日から運営再開

福岡市と民間5社(西部ガス㈱、㈱正興電機製作所、豊田通商㈱、西日本プラント工業㈱、三菱化工機㈱)で構成される有限責任事業組合福岡市グリーン水素活用推進協議会は、福岡市水素ステーション(中央区荒津2丁目)をリニューアルし、9月26日から運営再開する。
同ステーションは国土交通省の「下水道革新的技術実証事業(B‐DASHプロジェクト)」に採択され、2015年から中部水処理センターにおいて生活排水(下水)処理過程で発生するバイオガスから水素をつくり、燃料電池自動車へ供給する世界初の水素ステーションとして運営してきた。21年度末に研究期間が終了したことで、設備を国から福岡市に移管し、機能強化やコスト削減に取り組みながら地産地消型水素ステーションとして運営再開する。また、8月19日には協議会と九州大学で連携協定も締結しており、水素研究の知見を生かして水素社会の実現を推進していく。ステーションの営業時間は日曜~水曜日で、午前10時〜午後5時まで。料金は1㎏あたり1210円(税込)。
協議会では「カーボンニュートラルの実現に向け、水素の普及に向けた活動に官民連携で取り組んでいく」と話している。