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残留農薬の対象拡大した分析パッケージ   キューサイ分析研究所    対象項目615種類


 地場青汁大手・キューサイ株式会社の子会社で、厚生労働省登録検査機関の株式会社キューサイ分析研究所(福岡市中央区草香江一丁目、江畑賢一社長)は、食品の残留農薬を検査する一斉パーケージの対象項目を615種類に拡大し、12月4日から受託を始めた。
 10月に拡大した対象項目をさらに15種類増やしたもので、「ポジティブリスト制」で残留基準値が設定された約880項目のうち約460農薬を含む615種類を分析できる。残留農薬の分析対象項目としては国内トップで、600種類以上を分析できるパッケージは世界でも初めてという。商品名は「一斉分析615農薬」。価格は8月から据え置きの一検体26万2500円(税込み)。また、07年4月に開発した輸入食品対象の検査パッケージも、さらに対象項目を12種類増やして受託を始めた。商品名は「輸入食品モニタリング442農薬」で、価格は21万円(税込み)。07年度検疫所モニタリング検査の88%をカバーできるという。