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武雄温泉―長崎間で車両走行試験を開始 鉄道・運輸機構とJR九州
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週刊経済2022年5月24日発行
6月16日まで
鉄道・運輸機構九州新幹線局(福岡市博多区、瓜生良知局長)とJR九州(同市博多区、古宮洋二社長)は5月10日、9月23日に開業する西九州新幹線・武雄温泉―長崎間(佐賀県武雄市―長崎市)で車両走行試験を開始した。
走行試験は、実際の車両を走らせることで土木構造物や軌道、電車線、信号設備などの機能を確認することを目的に行われるもの。運航本数は1日あたり1~3往復で、6月16日まで延べ15日程度実施される。時速30キロの低速度でスタート。時速260キロまで段階的にスピードを上げながら、各種設備を確認する。1回目となる試験は10日に長崎県内の新大村―長崎間、11日には佐賀県内の武雄温泉―嬉野温泉間でそれぞれ実施された。
今回の走行試験は白と赤を基調にした「かもめ」が初めて軌道上を走ることから、沿線自治体主催による歓迎セレモニーが開かれ、各駅では走行試験に臨むJR九州の運転手に地元小学生が花束を贈呈する光景が見られた。