NEWS

欧州エリアの損益が改善し大幅増益 力の源ホールディングス


売上高9%増の244・5億円

ラーメン店「博多一風堂」経営、飲食関連コンサルティングなどの㈱力の源ホールディングス(福岡市中央区大名1丁目、清宮俊之社長)の2018年3月期決算は、売上高が前年同期比9・0%増の244億5100万円、経常利益は同61・6%増の8億7200万円で増収増益となった。
国内では主力のラーメン店「一風堂」ブランド3店と「RAMEN EXPRESS」ブランド8店、その他ブランドで3店をオープンしたが5店を閉店したため、店舗数は9店増の134店となった。海外店舗は「IPPUDO」ブランドでアメリカ3店、シンガポール2店、イギリスとフランスに各1店、オーストラリア2店、中国2店、ミャンマー1店、タイに4店を出店し、そのほかのブランドでもアメリカ、オーストラリア、シンガポールに出店し、合計20店を新規展開。海外店舗数は82店舗となった。海外展開では、中国・香港エリアとマレーシアにおける店舗運営をパートナー企業との合弁事業からライセンス形態へと切り替え、インドネシア法人を子会社化し直営事業に変更。欧州エリアの損益が改善したことで大幅増益につながった。
今期は国内22店、海外33店の合計55店の出店を計画しており、売上高は前年同期比14・8%増の280億7700万円、経常利益は同26・1%増の11億円を見込んでいる。

2018年6月5日発行