NEWS

次世代セルフ健康ロボット活用を共同検討 NTTドコモや総合メディカルなど


健康測定データをクラウドに蓄積

㈱NTTドコモ九州支社(福岡市中央区渡辺通2丁目、山﨑拓執行役員支社長)と総合メディカル㈱(同区天神2丁目、貞久雅利社長)、電気機器製造の㈱Nelsite(同区天神1丁目、秋葉眞史社長)、国立大学法人九州大学(久保千春総長)、国立高等専門学校機構北九州工業高等専門学校(原田信弘校長)は、次世代セルフ健康ロボット「DG Robe」の活用について共同で検討していく。
DG Robeは、健康測定データをクラウドサーバーに蓄積するロボットで、より豊かな健康社会の実現をめざした健康支援に向けてNelsiteと九州大学、北九州工業高等専門学校が開発。利用者はDG Robeを活用して身長や体重、体組成や視力、血圧まで健康に関する17項目をワンストップでセルフ測定することができる。また、ドコモが開発したアセトン測定装置を搭載しており、手のひらを装置にかざすことで皮膚アセトン放出量を解析し、脂肪燃焼レベルの測定が可能。
Nelsiteと九州大学、北九州工業高等専門学校は今後、DG Robeの測定結果が専用クラウドに蓄積され、利用者がいつでも自身または家族の健康状態の推移を携帯電話の専用アプリから閲覧できるように開発を進めていく。その結果、利用者は期的に測定して健康状態の推移をアプリ上でモニタリングすることで、健康状態の変化を早期に発見することが可能となる。
NTTドコモと総合メディカルは先進技術を導入し、双方のリアル店舗が健康ライフステーションとしての役割を担い、従来の提供サービスの枠を超えた付加価値の提供を目指す。さらに総合メディカルは、全国各地で運営するそうごう薬局や医療モールなどでDG Robeを活用した健康支援を開催していく予定で、測定結果については薬剤師が説明して地域住民の健康増進につなげていく。

2020年4月7日発行