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櫛田神社前に伝統芸能体験施設を開設 博多伝統芸能振興会


11月6日予定

福岡市の主要企業など90社以上で構成される博多伝統芸能振興会(福岡商工会議所内、礒山誠二会頭)は11月上旬、同区上川端町に博多の伝統芸能を体験できる施設をオープンする。

芸妓(げいぎ)や博多仁和加、券番などといった博多の伝統芸能を一般市民、国内外の観光客に活動や魅力を発信することで、今後の発展につなげることが目的。施設名は「博多伝統芸能振興会館(仮称)」。場所は、櫛田神社神門前の「ふくやビル」1階で、フロア面積は約220㎡。同ビルをリノベーションした館内に振興会事務室と、お座敷・座布団で約40人の観客が収容可能な和舞台を設ける。

今後、11月3日の文化の日に櫛田神社内の櫛田会館で開設式典を午前11時から開き、午後から協力企業やメディア向けの内覧会を実施する。その後準備期間を設け、11月6日のオープンを目指す。県内を中心に約100社の協賛が現在集まっているという。高比良拓児福商地域振興部長は「これまで一般の人が見る機会が少なかった博多伝統芸能を広く知られる施設にしたい。地元伝統芸能団体には基本無料で提供し、活動拠点を増やすことで後継者不足の課題も解消できれば」と話している。

2017年10月11日発行