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業況判断は2期連続のプラス  日本政策金融公庫    九州地区中小企業動向調査


 日本政策金融公庫福岡支店(福岡市博多区博多駅前3丁目)は10月20日、九州地区中小企業動向調査を発表、今年7月から9月までの業況判断DIは、前期比0・4ポイント増の7で2期連続のプラスだった。
 製造業は、飲食料品、プラスチック製品、金属製品の業種が好調で同3・7ポイント増の6・5。非製造業はサービス業や建設業、運送業などが好調で同8・9ポイント増の7・8と製造業、非製造業ともにプラスを更新。そのほか、売上DIは同6・5ポイント増の10・3で、製造業が同11ポイント増の11・7、非製造業は同4・5ポイント増の10でともに好調だった。純利益率DIは同0・6ポイント低下のマイナス1・7。製造業は同4・6ポイントまで回復しマイナス5・0となったものの、非製造業は同2ポイント低下し0・9だった。
 価格関連は、販売価格DIが同0・7減の8・4、仕入価格DIが同3・6ポイント減の35・2と販売仕入ともに前期比減。金融関連は、資金繰りDIが同0・8ポイント低下しの5・8ポイント、長期借入難易DIが同1・6ポイント上昇の15・2、短期借入難易DIは同2・3ポイント上昇の20・2だった。雇用・設備関連は、従業員DIが同2・8ポイント増の12・6で、製造業は同3・1ポイント増の14・6、非製造業は同0・5増の11・0と、ともに増加傾向にある。設備投資実施企業割合は同1・1%減の34・7%で、製造業は同5・6%減の35・3%、非製造業は同3・3%増の35%で、非製造業の割合が若干増加した。
 同支店は九州の中小企業の景況について、「中小企業の景況は、弱い動きはみられるものの、緩やかに回復している」とみている。