NEWS

  • 地域

業務用電動二輪車を全国発売  明和製作所    走行距離従来比2倍


 電気モーター製造の株式会社明和製作所(糸島市志登、生野岳志社長)は、10月末から業務用電動二輪車を全国発売する。
 同社初の自社開発電動二輪車で、ガソリン価格高騰などを背景に進む企業のコスト削減需要を取り込む。特に宅配、新聞配達業者などを中心に提案していく。電動二輪車「MELMO(メルモ)M201」の特徴は、従来製品の約2倍に高めた走行距離。1回の充電で約100キロメートルを走行可能で、燃料代などランニングコストは約7分の1になるという。生産は中国の協力会社に委託し、検品は国内で実施する。価格は39万6000円(税抜)。バッテリーをリースするプランの場合は、初期投資19万8000円(同)、リース費用は月額6980円(同)となる。同社では「家庭用コンセントを使っても、5時間で満充電できる使い勝手も大きな特徴。一般用に比べ、普及が遅れていた電動二輪車の市場を広げていきたい」と話している。
 同社は1959年11月設立。資本金2184万円。従業員数83人。生野社長は62年5月30日生まれの51歳。大阪府出身で立命館アジア太平洋大学経営大学院修了。