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業務効率化システムに電子署名機能 Good不動産


直筆署名をデジタル化

総合不動産業の㈱Good不動産(福岡市中央区大名1丁目、牧野修司社長)は7月30日、物件管理システムに電子署名、認証のシステムを導入した。
同社がM&M㈱(同市早良区、松田俊介社長)と共同開発し、昨年9月から不動産会社向けに販売している募集支援、業務改善システム「Go Web!(ゴーウェブ!)」内で運用する。一部の保証会社を利用する場合や一部の付随する書類が必要な場合、入居申込者の直筆の署名が要求されるため、電子化を図ることで利用客の利便性向上と仲介管理会社の業務負担の軽減を図る。導入するシステムはミリーヴグループのリヴォート㈱(熊本市、川口雄一郎社長)がライセンスを提供している「DocuSign(ドキュサイン)」。将来的にはサービスを拡張し、不動産賃貸借契約自体のデジタル化も予定している。
同サービスは各社が提供する入居募集のポータルサイトと連動し、広告を出稿、自動更新するほか、管理物件を仲介する会社が空室状況を専用サイトで24時間閲覧、契約に必要な書類もダウンロードできるのが特徴。入居申し込みもスマートフォンやタブレット端末から入力可能で、家賃保証会社の全保連、少額短期保険のフレックスと自動連動し、入居希望者が個別に申込書を記入する必要がなくなる。
牧野社長は「不動産会社が実際に運用して成果を上げてきた仕組みなので、より使う側の目線に立った商品。業界の業務効率化につなげたい」と話している。

2019年8月20日発行