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検査機器類や消耗品の受注拡大で上方修正  山下医科器械    病院の建て替えなどで需要増


 医療機器・消耗品卸業の山下医科器械株式会社(福岡市中央区渡辺通3丁目、山下尚登社長)は、2014年5月期連結決算見込みを、売上高が期首予想比7・6%増の509億2800万円、経常利益が同58・4%増の7億8800万円に上方修正した。
 主要取引先である急性期病院の建て替えや設備投資が拡大し、CT・MRIや内視鏡システム、超音波診断装置などの検査機器類の販売が増加した。低侵襲治療分野の症例数増加やSPD契約施設が拡大したことで、医療機器消耗品や内視鏡処置用医療材料の販売も伸びた。
 前期比ベースでは売上高が8%増、経常利益が32・8%増の増収増益を予想している。同社では「消費増税や診療報酬改定の影響などを受けたが、これら受注増によりカバーできた」と話している。
 同社は1926年設立。資本金は4億9402万円。福岡、佐世保(長崎県佐世保市)の2本社制。関連会社は株式会社イーピーメディック(筑紫野市上古賀)。従業員は515人。