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梅酒の新商品を発売 大賀酒造


週刊経済2021年11月16日発行

大宰府史跡地の梅を使用

酒造メーカーの㈱大賀酒造(筑紫野市二日市中央4丁目、大賀信一郎社長)は11月5日、梅酒の新商品「東風の梅(こちのうめ)」を発売した。
文化財保護の観点から、商業利用が制限されていた大宰府史跡地の梅を使った新商品。同社では10年前から、同史跡地の梅を使用した梅酒を製造していたが、史跡地の梅使用に関して規制緩和が実施され、太宰府市が進める「令和発祥の都太宰府『梅』プロジェクト」に賛同し、今回新たにリニューアルして発売したもの。
令和に年号が変わってから3年間漬けた梅を使い、新たにラベルをリニューアルした。ホワイトリカーではなく自社製造の本格焼酎を用いた点が特徴という。720㎖で価格は2200円(税込)。500本限定販売で、ふるさと納税返礼品として提供するほか、参道の店舗や福岡空港の土産店などでも販売する予定。
大賀社長は「3年漬け込む商品なので大量生産はできないが、今後は大宰府史跡地の梅を活用した新商品の製造にも力を入れ、地域の特産品にしていきたい」と話している。