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桜坂に323戸の大型マンション  福岡市内開発申請状況    三菱地所と西鉄が開発


 ふくおか経済・株式会社地域情報センターは、福岡市の開発許可が必要な市街化調整区域と1000平方m以上の造成を伴う市街化区域への開発申請状況(5月分)をまとめ、申請件数は前月比2件減の5件だった。
 開発の内訳は住宅が3件、介護施設が1件、斎場が1件。開発面積が最大だったのは、三菱地所レジテンス株式会社(東京都千代田区、小野真路社長)と西日本鉄道株式会社(福岡市中央区天神、倉富純男社長)が中央区桜坂に建設する共同住宅で、面積は1万3672平方m、戸数は323戸。九州電力が売却した「桜坂研修所」の跡地で、13年に入札で両社が取得していた。次に開発面積が大きかったのは、社会福祉法人怡土福祉会(福岡市西区大字徳永、坂本道男理事長)が早良区昭代に建設する介護老人福祉施設で、面積は3402平方m。
 前月辺りから中規模程度の開発の動きも見られるようになってきた中、久々に1万平方m超えの大型マンション建設計画が浮上した。住宅業界を覆っていた建築費の高騰も、ようやく「高止まり」に至ったとの見方が強く、今後の開発意欲の再燃に期待がかかる。