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株式売却益などで経常収益が137億9600万円  福岡ひびき信用金庫    今期は減収減益見込む


 福岡ひびき信用金庫(北九州市八幡東区尾倉2丁目、野村廣美理事長代行)の2016年3月期決算は、経常収益が前年同期比0・7%増の137億9632万円、経常利益が同52・2%減の13億2727万円で増収減益だった。当期純利益は同54・0%減の8億8161万円。
 貸出金利息が地場金融機関との競合によって利回りが低下したものの、臨時収益の株式等売却益が前年比2億700万円増えて、増収。利益面では、株式等売却損が前年比13億800万円増、国債などの債権償還損が4億100万円と増えたことなどが減益につながった。単体自己資本比率は13・05%。同信金では「年々金利低下に拍車がかかるなど金融機関は本業での収益低下傾向が続いているが、地域で存在感のある“強くて優しい金融機関”を目指したい」と話している
 今期の事業計画は、金利低下などを予測し、経常収益が前年同期比20・2%減の110億円、経常利益が同25・1%減の6億6000万円の減収減益を想定している。なお上記予想に株式等売却益などは含んでいない。