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株式型クラウドファンディングで1850万円を目標に資金調達 コラボプラネット


来年県内12校開校目指す

地域出張型の個別指導塾「学習塾ブランチ」を展開する㈱コラボプラネット(糸島市篠原西2丁目、西原申敏社長)は10月21日から11月20日まで日本初の株式型クラウドファンディングで資金調達を実施している。

㈱日本クラウドキャピタル(東京都、柴原祐喜代表取締役CEO)が運営する株式投資型クラウドファンディングサービス「ファンディーノ」を活用した資金調達は九州初の案件。目標金額は1850万円で、調達資金は新規教室の開校と人件費に充てる。当社では当面の計画として、展開する個別指導塾「学習塾ブランチ」を、2018年1月から6月まで筑豊エリアを中心に県内12カ所で新規開校する。その後県外や九州地域での展開を進め、23年までのIPOを目指す。

「学習塾ブランチ」は、子どもの数が少ないなど、市場規模が小さく学習塾が開校しづらい地方での展開に特化。商店街や寺院、集会場などの遊休スペースを教室として安価で活用し、教室管理者1人でも運用できるシステムやeラーニングを導入することで、都市部や駅前に集中するフランチャイズの個別指導塾に比べ、運用コストを10%と以下と大幅に圧縮、生徒数10人でも維持できるモデルを構築している。同社は今回の資金調達を通じ、「もっと身近に学びの場を」というコンセプトに共感する投資家との人脈形成を図ると同時に、企業価値の向上を図る。西原社長は「自転車で通える範囲に学習塾が無いという地域は全国にたくさんある。そこに一つの選択肢を作ることで子どもたちの将来をより豊かにできると考えている。株主や地域の方と共に地域に根差した学び場を創っていきたい」と話している。

田川市本町のテレワーク&コワーキングスペースに開校

また同社は10月24日、田川市本町に個別指導塾「学習塾ブランチ 後藤寺katete校」を開設した。13校目。

場所は後藤寺商店街内のテレワーク&コワーキングスペース「おしごとテラスkatete」。小中学生を対象に毎週火・金に開校する。授業時間は90分で午後5時30分からと午後7時20分からの2コマ。料金は月額で小学生コース60分、週1コマ、月4回で6000円から、中学生コースは90分、月4回で1万円から。定員は12人。

同社は2013年8月設立、資本金1300万円。従業員6人。

西原社長は福岡市出身。1985年5月5日生まれの32歳。西南学院大学卒。趣味は絵、ギター、テニス。

2017年10月31日発行