NEWS

  • 地域

株式公開に向けオーズ・インターナショナルに社名変更   おむらいす亭   7月16日付


 全国チェーンの飲食店「おむらいす亭」を展開する株式会社おむらいす亭(福岡市博多区博多駅前二丁目、大久保貴之社長)は七月十六日、二~三年以内の株式公開計画に先立ち、株式会社オーズ・インターナショナルに社名変更した。
 株式公開後は社名変更手続きも困難なことから、将来的な企業像、業務内容に対応する社名に変更したもの。
 新社名の由来は、オーズの「O」が社長名・大久保、同社の母体である株式会社オーエイシー、「おむらいす亭」の頭文字から取っており、同社の起こり、創業魂を継承しながら未来に向けて発展していくという意味を込めている。「S」はサービス、システム、サポートの三つ。「I」は文字通り国際的な展開を示している。今後はオーズ・インターナショナルの頭文字「OSI」をコーポレート・アイデンティティとして打ち出していく方針。  

台湾、上海、韓国で自社業態の出店をサポート

 また、同社は台湾、上海、韓国の現地企業とライセンス契約を結び、自社業態「おむらいす亭」の出店をサポートする新事業を開始した。
 今月中にスーパーマーケットを運営する一番地有限公司と合資会社・台湾歐姆莢斯亭股役有限公司を設立。出店場所などの選定を進めている。上海、韓国でも現地企業とライセンス契約を結び、同社が食材からオペレーションまで運営ノウハウを提供するという形で、出店準備を進めている。各地の一号店内にFC本部を設置し、海外での多店舗化をサポートしていくという。台湾、韓国では三年間で四十店舗。上海を起点に中国全土と考えると、百店舗以上の出店を想定している。
 同社は二○○○年十一月設立、資本金は四千万円、売上高は二十八億円(〇四年六月期)、従業員数は六百人(パート・アルバイト含む)。

2005.07.20発行の速報誌『週刊経済』より