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柴田暢雄副社長に代表権 コカ・コーラウエスト 代表取締役は3人体制に
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コカ・コーラウエスト株式会社(福岡市東区箱崎7丁目、吉松民雄社長)の代表取締役副社長に3月24日付で柴田暢雄(しばたのぶお)副社長が昇格する。
代表取締役は末吉紀雄会長、吉松社長、柴田副社長の3人体制となり、経営における意思決定の迅速化と業務執行の充実を図る。
柴田代表取締役副社長は1946(昭和21)年11月12日生まれの68歳。西南学院大学経済学部卒。69年4月に日米コカ・コーラボトリング株式会社(現コカ・コーラウエスト)入社。95年3月取締役、99年3月常務執行役員、2004年4月専務執行役員、05年1月コカ・コーラウエストジャパンプロダクツ(現コカ・コーラウエストプロダクツ)代表取締役社長。09年1月コカ・コーラウエスト副社長、同年3月取締役副社長(現任)。12年6月株式会社九州リースサービス社外取締役(現任)。
売上高は1・7%減の4244億円
また、同社の2014年12月期連結決算は、売上高が前年同期比1・7%減の4244億600万円、経常利益が36・1%減の106億900万円で減収減益だった。単体では売上高が11・4%増の3702億8700万円、経常利益が59・7%減の20億2400万円の増収減益だった。
清涼飲料業界は消費税増税前の駆け込み需要で市場は一時的に伸長したものの、増税後の消費者の節約志向や西日本地域における夏場の天候不順等による消費低迷などで市場は前年から縮小した。さらに、清涼飲料各社間の販売競争も激化し、店頭価格の低下が継続するなど取り巻く環境は厳しくなっている。同社でもこの影響を受けて清涼飲料事業、ヘルスケア・スキン事業ともに売上高が減少した。利益面では売上高減に加え、円安進行の影響があったことなどから前期比で営業利益が減少。さらに前期(2013年度)に発生した、南九州コカ・コーラボトリング株式会社が自己株式を取得したことに伴う持分法による投資利益が今期発生しなかったことなどから経常利益はマイナスとなった。
次期は消費低迷や低価格化に加え、原材料・資材価格の高騰など清涼飲料市場は引き続き厳しい状況と見ているが、成長戦略、効率化経営、構造戦略を3つの柱として活動。また、ヘルスケア事業でも長期的に継続して成長する事業モデルを強化することで優位性の構築を目指し、連結売上高が0・6%増の4271億円、経常利益が9・5%減の96億円を見込んでいる。