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東証第1部銘柄指定に  ピエトロ    ブランドイメージの向上へ


 ドレッシングなど食品製造・販売やレストラン事業を展開する株式会社ピエトロ(福岡市中央区天神3丁目、村田邦彦社長)は、12月17日に東京証券取引所の承認を受けて、同24日付で同取引所市場第2部から第1部銘柄指定となった。
 同社はロングセラー商品として知られる通称「オレンジキャップ」などのドレッシングを中心とした食品製造・販売とレストラン事業で成長し、2002年4月に東証2部に上場。創業35周年を迎えた15年8月にブランドイメージの向上などを図るため、東証に1部指定を申請していた。今後はドレッシングの国内での拡販や海外展開の本格化、冷凍食品などの育成、通信販売事業の拡大、レストラン事業での新業態開発などでさらなる成長を期す。村田社長は「東証1部指定を機に、さらにピエトロならではのおいしさと健康の追求を若手社員に継承していき、20年までの売上高200億円突破に挑戦していく」と話している。
 同社は1980年12月創業、85年7月設立。資本金4億7440万円。従業員191人。古賀市に工場、東京、福岡、大阪、名古屋、札幌に営業所を置く。レストランは15年9月末で直営25店(うち海外1店)、FC21店を展開。関連会社に株式会社ピエトロソリューションズと株式会社ピエトロフレッシュサプライ、ほか米国ハワイとシンガポールに海外2法人がある。15年3月期連結決算は売上高が95億5400万円、営業利益が5億9900万円、経常利益が5億9300万円だった。
 村田社長は福岡市博多区出身。1941(昭和16)年7月10日生まれの74歳。福岡大学商学部卒。80年12月にオーナーシェフとして「洋麺屋ピエトロ」を創業。趣味はゴルフ、陶芸、絵画、書道、サックス演奏など多彩で、14年10月にはイタリア・ミラノにて陶芸、書画などの個展を開催。