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東証マザーズに上場申請へ ネットイーグル 2月期の売上高は4%増の8億5866万円


 住宅のネットワークCAD、プレカットCADなどの開発を手掛けるネットイーグル株式会社(福岡市早良区百道浜四丁目、祖父江久好社長)の二月期決算の売上高は前期比四%増となる八億五千八百六十六万円、経常利益は同二・八%増となる一億七千四百八十六万円となった。同社ではこの決算をもとに東京証券取引所「マザーズ」への株式上場を申請する。
 昨年末までとされた住宅減税による駆け込み需要などの影響で住宅業界が動いたこともあり、特に下半期の売り上げが大きく伸びたほか、C ADシステムなどレンタルの売り上げが好調だった。これを受けて同社では「マザーズ」への株式上場を申請、順調にいけば年末から来年二月頃にかけて上場する見通し。なお主幹事証券会社は三菱証券、監査法人は中央青山監査法人。また今期(来年二月期)の売上高は十億円、経常利益は二億六千六百万円を見込んでいる。  祖父江社長は「上場によって知名度を上げ、特に九州からシステム系の優秀な人材を採用したい」と話している。
 同社は一九九〇年三月の創業・設立。資本金一億六百八十三万円。従業員三十四人。二〇〇一年九月に株式会社ビィマックスから社名を変更した。住宅設計と生産・流通、性能表示機能が連動した木造軸組住宅のネット ワークCAD、プレカットCADなどを開発、全国の主要プレカット工場に販売している。
 祖父江社長は名古屋市出身で、一九五六年四月七日生まれの四十八歳。中部工業大学機械工学科卒。趣味は音楽。

2004.5.04 発行 週刊経済より