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東証マザーズと福証に重複上場 東京のポート


九州圏での事業拡大図る

インターネットメディアサービスのポート㈱(東京都新宿区、春日博文社長)は12月21日、東証マザーズと福証Q―ボードに重複上場した。
同社は宮崎県日南市にオフィスを開設し雇用創出に寄与するなど、九州との関わりが深く、さらに九州圏での事業拡大を図る。マザーズは1480円の公募価格に対し、初値は980円。終値は1080円だった。同社は雇用、金融、医療など特定領域に特化したインターネットメディアサービスを展開し、2018年5月下旬には、那珂川市と共同で地域の転出と転入データのデータ分析事業を開始。人口増加傾向の同町だが、2025年を境に減少に転じる見込みがあり、転出入の理由を分析することで19年3月までに人口減少対策の戦略を策定する。春日社長は「地方自治体との提携数を増やし、多くの企業と一緒に地方で働ける環境を築いていきたい。福岡オフィスの開設も検討していく」と話している。
同社は、2011年4月設立。資本金2億9000万円。従業員数149人。

2019年1月8日発行