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東海東京証券の熊本、宮崎、鹿児島支店を承継 西日本シティTT証券 1月26日に吸収分割契約
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西日本シティTT証券株式会社(福岡市博多区博多駅前1丁目、河谷充社長)は1月29日、東海東京証券株式会社(名古屋市中村区名駅4丁目、早川敏之社長)の熊本支店、宮崎支店、鹿児島支店における金融商品取引業を、会社分割で承継する吸収分割契約を東海東京証券と締結した。
同社は西日本シティ銀行と東海東京ファイナンシャルHDの共同出資で、10年5月に九州初の地銀の証券子会社として営業開業。西シ銀の豊富な顧客基盤・店舗網、地域に根ざして築き上げたブランド力と東海東京証券が有する証券ビジネスの高度なノウハウ・機能の双方の強みを融合した証券サービスを展開してきた。今回、西日本シティTT証券の営業基盤を強化し、同行グループの総合金融力の一層の向上を図るため、東海東京証券の南九州3支店における金融商品取引業に係る資産や債務、これらに付帯する一切の権利義務を承継することに合意したもの。3支店の顧客は約7000人、預かり資産は500億円弱。6月予定の吸収分割契約承認株主総会を経て、8月1日に会社分割、承継する予定。
東海東京証券を分割会社とし、西日本シティTT証券を承継会社とする吸収分割とし、西日本シティTT証券は、分割の対価として普通株式を発行し、東海東京証券に対して割り当てる。東海東京証券は、分割の効力発生日に、剰余金の配当として、割り当てられたすべての株式を東海東京FHDに交付する。また、西シ銀は西日本シティTT証券に対する持株比率を維持するため、それに相当する額を出資する。その結果、同社の資本金は30億円以上となる予定。
同社の現在の資本金は15億7500万円で、西シ銀が60%、東海東京FHDが40%を出資。従業員は約160人。現在、福岡県内に9店舗、熊本市、宮崎市各1店舗の11店舗を展開する。