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東浜LPG総合物流基地「福岡LPGセンター」が完成  西部ガス   3次基地としては西日本最大級


 西部ガス株式会社(福岡市博多区千代1丁目、小川弘毅社長)が、関連の西部ガスエネルギー株式会社(粕屋郡粕屋町、遠藤恭介社長)と共同で福北工場(同市東区東浜2丁目)内に建設していたLPG総合物流基地の3次基地が完成し、10月17日から福岡LPGセンターの営業を始めた。これにより東浜LPG総合物流基地は本格稼働となった。
 主要設備は、用地面積が9,095平方m、充填場の床面積は2,021平方m、配送事務所の延べ床面積は1,138平方m、製造事務所の建築面積は108平方m。充填設備は12連式全自動回転充填機×2基(16連へ増設可能)、単体充填機×2基(4基まで増設可能)。年間取扱量は4万トンで、3次基地としては西日本最大級。
 福岡LPGセンターは、地元LPG卸売事業者などが共同出資し今年4月に設立した3次基地の運営会社で、併設の2次基地(福岡LPGターミナル)から配管でLPGを受け入れ、出資会社が充填業務を共同化することにより、東浜基地を中心とした概ね半径20キロメートルの福岡都市圏でLPG物流コストの低減を目指す。
 今後は容器の共同利用や配送の共同化へと業務を拡大していく。また、将来的には物流共同化のエリアを、東浜基地を核に福岡都市圏を中心とした東・西・南部方面に広げ、提携各社と広範囲にわたり物流ネットワークを推進し、概ね50キロメートル圏内の地域で物流コストの低減を図っていく。