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東区馬出1丁目にセララピューティックサロン開設 日本セラピューティック・ケア協会


初の外部拠点

認定NPO法人・日本セラピューティック・ケア協会(太宰府市五条2丁目、秋吉美千代会長)は7月29日、福岡市東区馬出1丁目にサロンを開設した。同協会初の外部拠点。

「セラピューティック・ケア」とは、英国赤十字社で考案された心身ケアの方法で、両手で身体をなでることで緊張や不安を和らげるために考案された。疲労回復、メンタルケアの場面で用いられており、同協会では太宰府市を拠点に有資格者の育成、普及のほか、病院や介護施設、災害時の被災地などへの訪問施術をしている。

場所は、通称「妙見通り」沿いにあるオフィスビル「第2岡部ビル」の2階「マインド・ボディ・センター(MBC福岡)」内の一角約10㎡を使用する。女性のみの完全予約制で運営し、室内にはテーブル1台とイスを2つ用意。料金はケア40分を4000円で展開する。毎週月曜日の午前9時30分から午後4時30分まで営業。

同協会は「これまで介護施設など、多くを外部訪問で提供していたため一般的にセラピューティックを受けてもらえる機会が少なかったので、初の拠点を設けた。これをきっかけに気軽に受けてもらい、社会的課題であるメンタルケアの重要性を発信していきたい。そのためにも、働く若い女性への認知を広げたい」と話している。

同協会は2004年11月設立。14年には福岡県内初の認定NPO法人となった。会員は全国に145人、準会員491人、法人会員16団体、通信教育会員1155人(16年4月時点)が登録し、病院や介護施設への訪問活動などでケアを提供している。

2017年8月22日発行