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東区香椎浜ふ頭2丁目の物流拠点が完成 アトル 設備投資総額120億円
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医療用医薬品・卸売の株式会社アトル(福岡市博多区半道橋2丁目、渡辺紳二郎社長)は福岡市東区香椎浜ふ頭2丁目の物流拠点「福岡ALC」が6月1日に完成。7月中の稼働を目指す。
「福岡ALC」は敷地面積約3万1800平方mに地上4階建ての鉄骨造、延べ床面積は2万7528平方m、設備投資総額は約120億円。稼働初年度の年間出荷金額は約1600億円を見込む。同拠点は、都市型のフルラインセンターとして商品を独自の需要予測システムを使い適正な在庫量を確保し、効率的な安定供給を実現させる。また、倉庫は自動化を図り、在庫管理や配送業務を低コストかつ正確な作業を可能にした。建物の災害対策にも重点を置き、免震機能の強化や停電時に対応できる自家発電装置の設置、落雷時の作業停止を防ぐ機器を配置するなど、万一の災害にも「とめない物流」の実現を目指す。
また、同社は10月をめどに本社機能を「福岡ALC」に移転する。
同社は株式会社メディパルホールディングス(東京都中央区八重洲2丁目、渡辺秀一社長)の連結子会社。1947年1月設立。資本金は39億6578万円。15年3月期の売上高は2065億4166万円。