東区箱崎ふ頭３丁目に本社移転　西部ガスリビング

Tag:

旧昭和鉄工本社をリノベーション

西部ガスグループの西部ガスリビング㈱（福岡市博多区千代１丁目、工藤青史社長）は、１２月２５日付で同市東区箱崎ふ頭３丁目に本社を移転した。
場所は福岡県営高須磨団地の西側。この春に取得した昭和鉄工㈱本社跡地で、５階建て事務所棟と２階建て倉庫２棟をリノベーションして入居した。敷地面積は３０７２㎡、延べ床面積は事務所棟が２２７７㎡、倉庫が計２７１㎡。来客用駐車場のほか約６０台収容のシェアリング営業車用駐車場も併設している。今回、社員による「理想のオフィス創り」をキーワードに、社内公募で選ばれた若手社員が中心となって各フロア別にデザインチームを編成。生産性向上や執務環境の改善、社員交流の促進、スペースの有効活用などに取り組み、オフィスリノベーションのショールーム機能を持たせたのが特徴。
１階はエントランスや商談スペースのほかリノベーション事業部、設計技術センター、不動産流通部。２階は設備サービス部とマンションライフ事業部の執務スペースのほか個室感覚の執務ブースなど。３階は流通営業部、営業企画部、建設部、セキュリティ事業部の執務スペースのほかカフェコーナーを設けた。４階は役員室、応接室、リース事業部など。５階は可動壁式の会議室や共用のリフレッシュスペースとなっている。同社では「デザインチームがそれぞれ自由な発想のもとに内装、色彩計画案を作成した。新本社への移転を機に、社員のさらなるモチベーションアップに期待したい」と話している。
西部ガスリビングは１９８４年４月設立。資本金は４億８０００万円（西部ガス１００％出資）。売上高は１０８億８７００万円（２０１８年３月期）。従業員数は２２２人（同年７月現在）。ガス機器、住宅設備機器、厨房関連商品および空調設備機器の設計・施工・販売・メンテナンス、マンション管理、セキュリティサービスなど幅広く事業を展開。経営理念として「総合生活支援企業」を掲げている。

2018年12月26日発行