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東京都板橋区でスマートバス停が採用 YE DIGITAL
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週刊経済2024年1月16日発行号
都内初
ⅠTソリューション開発の㈱YE DIGITAL(北九州市小倉北区米町2丁目、玉井裕治社長)は、東京都板橋区が取り組む「デジタルを使いこなす『元気』高齢者育成事業」において、自社開発の「スマートバス停」が採用された。
スマートバス停は、西鉄エム・テック㈱(福岡市中央区大名2丁目、丹山裕和社長)と共同開発した製品で、運行時刻表やバスの系統図、広告などをリアルタイムに表示するデジタルサイネージ型のバス停。「デジタルを使いこなす『元気』高齢者育成事業」では、高齢者がデジタル化の流れに取り残されないよう、デジタル体験環境の充実やスマートフォンを利用した地域周遊施策に取り組んでいる。高齢者のデジタルリテラシー向上やデジタル化への抵抗感の軽減を狙う同活動の一環で、板橋区と同区で路線バスを運営している国際興業㈱(東京都中央区、南正人社長)が連携して設置した。設置場所は同区の高島平駅バス停2番乗り場で、12月13日に設置された。機器は「スマートバス停 タイプB」で、サイズは31・5インチ。バスの接近情報や運休情報、地域のイベント情報や行政情報を発信するほか、当該曜日の時刻表を大きく表示する。都内での採用は初。同社では「今後も公共交通機関での移動の利便性向上や地域の魅力再発見などに貢献していきたい」と話している。
同社は1978年2月設立。資本金7億500万円。従業員579人。2023年2月期売上高は161億5105万円。スマートバス停は福岡のほか群馬、岩手など18道県、39事業者で導入されている。