NEWS

  • 地域

東京版を4年ぶりに発行  リトル・ママ    事務所移転し出版体制整える


 育児情報フリーペーパー発行の株式会社リトル・ママ(福岡市中央区警固2丁目、森光太郎社長)は4月15日付で、休止していたリトル・ママ東京版を4年ぶりに発行する。
 同社では2006~11年にかけ発行していたが、リーマンショックの影響や媒体の認知度が浸透せず休止。これまでの4年間で、的確にターゲットに届けられるフリーペーパー、ウェブによる多様なコミュニティ形成と集客、親子参加型のフェスタやフリーマーケットなど、イベントの実施でリアルに交流できる場を設けるなど、それぞれの媒体を生かし、相乗効果を生み出すビジネスモデルを再構築したことから再開する。発行部数は休刊前の1万部を大幅に上回る20万部。東京版の出版により、15年5月期には1億5500万円、16年に2億円、17年に2億5000万円の売り上げを目指す。
 また、これに伴い東京事務所を東京都港区東新橋2丁目から同区芝1丁目のニチリンビル4階に拡張移転し、スタッフを4人から1人増員することで出版体制を整えた。

 チラシ、サンプル商品同梱サービスを開始

 また、同社では4月15日付発行分のフリーペーパーから、福岡、北九州、東京版全てでチラシ、サンプリング商品の同梱サービスを開始する。価格はチラシ1部当たり10円~(部数により異なる)、商品1個当たり14円~(重さ、個数により異なる)。森社長は、「紙媒体は100%ターゲットに届く。地域に寄り添った情報はもちろん、部数を強みに著名人を起用した東京版の記事を福岡でも掲載するなど、波及効果を生み出したい」と話している。
 同社は2001年12月設立、資本金3000万円、従業員16人、14年5月期の売上高は1億3800万円。福岡、東京に加え名古屋にもオフィスを構え、親子向けの出展イベントやサークル活動を支援している。