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東京支店を千代田区外神田に移転 メディアファイブ


週刊経済2024年3月19日発行号

スクールも同時に

ソフトウエア開発のメディアファイブ㈱(福岡市中央区薬院1丁目、河野活社長)は3月15日、東京都銀座の東京支店を千代田区外神田3丁目に移転し、同ビル内にプログラミングスクールの新校舎を開設した。
関東地区での業容拡大と支店機能の充実、プログラミングスクールの開校に伴うもの。新支店の場所は国道17号「神田明神下」交差点北側のビル「BOX‘R Akiba」6階。事務所面積は約140㎡で、会議室を増設したため旧事務所より若干拡大した。システム受託開発(SI)の執務スペースと、営業や管理部門のバックオフィスを備え、フリーアドレス導入により社外の客先業務(SES)に従事する社員が自宅以外のテレワーク場所として利用できるようにした。従業員数は15人。

プログラミングスクールの新校舎

また同ビル7階にプログラミングスクール「アキバ・テックドリーム・アカデミー」の新校舎を開校した。
テックドリームは、福岡本社で未経験者をプログラマーとして育成していた事業を、ITエンジニアの輩出を目指して2023年6月に名称を「テックドリーム」に改称、ウェブサイトをリニューアルして東京支店内に東京校を開校した。正社員雇用を前提とした受講無料の6カ月コースで、受講者は奨学金制度で最大3カ月、月3~15万円が支給される。内容はJavaやウェブアプリの基礎のほかビジネスマナーなど。これまで400人以上のITエンジニアを輩出している。
移転先の秋葉原は漫画・アニメやゲームなどサブカルチャーが地域に根付き、家電量販店など電子機器などの専門店も多くあり、土地柄とIT業界との親和性が高いことから新校舎として開設した。フロア面積は120㎡。フリーアドレスを導入し1人に1台の専用座席とパソコンを設置しているほか、ロッカーを完備し適度にリフレッシュしながら学習できる環境を整えている。最大20人の同時受け入れ可能。講師はスクールのカリキュラムを卒業した現役エンジニア3人。河野社長は「サブカルの聖地といわれるアキバは、日本のみならず世界中の人を引き付ける魅力がありメインストリート化している。ITと相性の良さを活かして業容拡大につなげたい」と話している。