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東京大学と共同研究契約締結 ワールドインテック


R&D事業部研究員を派遣

人材・教育ビジネス、不動産ビジネス、情報通信ビジネスの㈱ワールドホールディングス(福岡本社・福岡市博多区博多駅前2丁目、伊井田栄吉会長兼社長)傘下で、人材・教育ビジネスを展開する㈱ワールドインテック(同、同)は10月、東京大学大学院の研究室と共同研究契約を締結した。
これまでにも医薬品や化学系企業などに高度な専門知識、技術を持つ研究社員を派遣してきた同社のR&D事業部が、東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻の山口研究室に研究員を派遣し、共同研究に取り組む。東大との共同研究締結は同社として初。
山口研究室はナノ金属酸化物触媒やナノ金属水酸化物触媒といったものを独自で設計して反応開発に取り組んでいるほか、次世代の磁気・光デバイスへの応用展開が可能な分子材料の開発にも取り組んでいる。ワールドインテックは、R&D事業部からまずは数人の研究員を派遣し、共同研究を支援しながら、そこで習得したことで生まれる効果を社内教育にも生かしていく考え。
同社R&D事業部がこれまで大学と共同研究を行った例は、京都大学と、大阪府立大学との2例がある。
R&D事業部には研究員約1000人が所属。すべて正社員で、同社担当者によれば、「正社員として1000人規模の研究員を抱えるのは業界でもトップクラスで当社の強み」としている。

2018年11月27日発行