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東京・丸の内で10年ぶりに企業立地セミナー 久留米市


三菱UFJ銀行との共催で

久留米市は10月30日、東京・丸の内のステーションコンファレンス東京で企業立地セミナーを実施、首都圏に本社を置く80社・114人が参加した。企業誘致をテーマにしたセミナーの開催は8年ぶり。今回、初めて三菱UFJ銀行との共催となった。
近年、資生堂の工場進出をはじめ、コールセンターなどオフィス系の企業進出が活発なことなどを背景に、企業進出の見込みが高い東京で開催したという。セミナーでは大久保勉市長が久留米市の立地環境をはじめ、ダイハツ九州やゴム関連産業の集積、資生堂九州工場の進出が決まっていることなど好調な企業誘致の現状、久留米大学病院をはじめとした医療機関や高校などの教育機関が充実していることなど市のセールスポイントを強調したほか、進出企業に対する優遇制度などについて説明した。その後、久留米に進出を決めた資生堂の三浦昭宏SM改革部長、すでにオフィスを展開しているパーソナルテンプスタッフ㈱の正木真二取締役執行役員が久留米進出の経緯などを説明、セミナーに参加した企業に久留米への進出を呼び掛けた。その後、開かれた交流会には、旧久留米藩当主のルーツを持つ有馬賴央宮司のほか、外資系金融機関勤務や国会議員を務めた大久保市長のネットワークで金融庁の遠藤俊英長官、国際協力銀行の近藤章前総裁ら金融界トップも来賓として参加し、参加者との交流を深めた。
企業誘致推進課では「工業団地に加え、オフィス系の進出も強く意識した内容のセミナーとして実施した。交流会には市長と交流のある遠藤長官らも参加し、盛大な交流会となった」と講評している。

2019年11月12日発行