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東京の直営店を港区六本木に移転 岡野


週刊経済2021年4月6日発行

オンライン化に対応

着物、染織品の制作、販売を手掛ける㈱岡野(那珂川市片縄東1丁目、岡野博一社長)は4月1日、直営店を東京都中央区銀座から港区六本木に移転した。
アフターコロナのデジタル化に対応し、デジタルを活用したコミュニケーションを取り入れるため拡張移転。場所は大型複合施設「アークヒルズ」。本社工房(那珂川市)とオンライン上でつなぎ、職人から商品の価値や意味合いなども発信するという。また毎月設けたテーマに沿った博多織の着物や、工芸品・アート作品などを展示する。広さは1・8倍の72・7㎡。スタッフ数4人。価格帯は3千円(税抜)から100万円(税抜)。営業時間は午前11時〜午後7時。定休日は水曜日。同社は「落ち着いた環境でゆったりと買い物を楽しんでもらいたい。今後、茶・能・狂言・落語などのキモノ・ライフスタイルを彩るイベントやスクールも定期的に開催予定」としている。
同社は1897年1月設立。資本金2500万円。従業員30人。124年続く博多の織元。