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東京のパルスボッツと業務提携  ベルズシステム


AI活用のサービス

人工知能技術を使った質問回答システムの開発、運用を手掛けるベルズシステム㈱(福岡市博多区博多駅南4丁目、小野寺隆社長)とロボットのアプリケーションや対話型サービスの開発を手掛けるパルスボッツ㈱(東京都目黒区、美馬直輝CEO)は5月12日、AIを活用した自動回答システムとチャットボット(テキストや音声を通じて自動的に会話するプログラム)作成管理サービスの連携を開始した。
ベルズシステムは、AIを活用した自動回答システム「ロアンナ」の開発、導入を手掛けており、独自の言語処理技術で、人間が日常的に使用している言語で同じ意味の異なる表現を理解し、判断することが可能。パルスボッツが提供するチャットボット作成管理サービス「IFRO(イフロ)」は、150以上のテンプレートと、対話シナリオ編集機能で専門的な知識がなくても簡単にシナリオを作成、編集できる。ロアンナは、一問一答形式で回答するシステムだが今回のサービス連携で、対話シナリオで回答を導くことも可能になり、サービスの拡充を図った。IFROのオプションとしてロアンナが使用でき、従来型のチャットボットでは同じ意味の異なる表現をそれぞれ登録する必要があったが、一つの質問を登録するだけでさまざま言い回しに対応できるため、運用企業側の業務効率の向上に寄与する。同社は「次世代型のチャットボットを通じて、より広く深く問い合わせ対応業務を進化させていくために技術やノウハウを共有していく」としている。
同社は2001年4月設立。資本金1200万円。決算期1月。従業員10人。

2020年6月2日発行