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東京のトゥルーバアグリに出資  筑邦銀行


ちくぎん地域活性化ファンド通じて

㈱筑邦銀行(久留米市諏訪野町、佐藤清一郎頭取)は12月18日、出資するちくぎん地域活性化投資事業有限責任組合の「ちくぎん地域活性化ファンド」を通じて、トゥルーバアグリ㈱(東京都千代田区、小野隆一社長)に出資した。  同社は「農業を農産業に」をコンセプトに全国各地でアグリ事業を展開。九州内でも大分県で黒毛和種の放牧繁殖事業、佐賀県でレモンの栽培や放牧事業を手がけている。同行では農業分野で、事業承継問題解決や農業従事者の販路開拓等に向けた取り組み支援を実施しており、出資により同社との関係性を強め、課題解決に向けて連携していく。  同ファンドの規模は総額約60億円。対象となるのは久留米市や福岡市、北九州市をはじめとした福岡県内のほか、鳥栖市や日田市とその近隣地域の企業や事業体。特にバイオ、医療、介護、アグリ事業など地域の特性を生かした事業のほか、再生可能エネルギーなどの成長分野への新規参入、後継者不足による事業承継などに取り組む企業などに融資や出資をしていく。

2020年12月29日発行