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東京のソラミチシステムと業務連携 HYUGA PRIMARY CARE


週刊経済2024年8月7日発行号

在宅医療効率へ

在宅訪問調剤薬局「きらり薬局」などを運営するHYUGA PRIMARY CARE㈱(ヒュウガプライマリケア・春日市春日原北町2丁目、黒木哲史社長)は7月23日、調剤薬局内システム企画開発の㈱ソラミチシステム(東京都西新宿3丁目、田浦貴大社長)と業務連携を開始した。
ヒュウガプライマリケアが開発した在宅医療における報告書管理システム「ファムケア」とソラミチシステムが提供するクラウド電子薬歴「CARADA電子薬歴Solamichi」を連携させ在宅医療の効率化を図る。ファムケアは、在宅患者数店舗平均200人を超える「きらり薬局」の薬剤師が監修したクラウド型の在宅業務支援システムで、薬局・薬剤師が記載した報告書をボタン操作だけで必要な送付先に送信できる機能をもつ。これまで薬歴システムに入力されている最新の患者基礎情報や薬歴内容は改めて報告書用に入力しなおす必要があったが、電子薬歴システムとの連携により服薬や併用薬状況など患者基礎情報、薬歴内容、報告書内容を、連携する医師や看護師、ケアマネージャーに共有できるようになった。利用方法は、ファムケアやCARADA電子薬歴のそれぞれで導入済の場合、追加機能として申込みが必要になり、未導入の場合は、連携で申込みが必要になり会員数拡大を目指す。黒木社長は「在宅医療のニーズは増加傾向にある。全国の調剤薬局において在宅患者さんを受け入れやすいよう今後も尽力する」と話している。