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東京のクララオンラインに出資 筑邦銀行


週刊経済2022年10月12日発行

ちくぎん地域活性化ファンド通じて

㈱筑邦銀行(久留米市諏訪野町、佐藤清一郎頭取)は1月5日、出資するちくぎん地域活性化投資事業有限責任組合の「ちくぎん地域活性化ファンド」を通じて、㈱クララオンライン(東京都港区、家本賢太郎社長)に出資した。
同社は「次の時代を道づくる」をミッションに、DX(デジタルトランスフォーメーション)支援事業、モビリティ事業を展開。同行とは、2021年7月から同社の連結子会社でシェアサイクルサービス「チャリチャリ」を運営する neuet㈱と連携を開始している。連携の一環として、金融機関初となる「チャリチャリ」の駐輪ポート設置を通じて、自転車活用によるSDGsへの取り組み、地域活性化を推進している。
同ファンドの規模は総額約60億円。対象となるのは久留米市や福岡市、北九州市をはじめとした福岡県内のほか、鳥栖市や日田市とその近隣地域の企業や事業体。特にバイオ、医療、介護、アグリ事業など地域の特性を活かした事業のほか、再生可能エネルギーなどの成長分野への新規参入、後継者不足による事業承継などに取組む企業等に融資や出資をしていく。