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東京のギフティと資本業務提携  KINCHAKU


サービス連携強化

ソフトウエア開発などの㈱KINCHAKU(福岡市博多区博多駅東2丁目、新宮ドミ社長)は4月15日、インターネットサービス事業の㈱ギフティ(東京都品川区、太田睦、鈴木達哉社長)と資本業務提携を締結した。
ギフティを引受先とする第三者割当増資で資金を調達し、サービス開発を進め、連携を強化していく。同社は携帯端末用ウォレット機能に対応したデジタルパス「ウォレットパス」の発行や管理ができる事業者向けクラウドサービス「KINCHAKU」を提供し、ギフティはオンライン上で贈る「eギフト」の発行から流通まで一貫して提供するeギフトプラットフォーム事業を国内外で提供している。両社のサービスを連携することで、ギフティを介して発行された電子チケットなどのeギフトがスマホのウォレット機能に追加し、保管可能になる。今秋をめどに両システムを連携した新サービスを、法人向けに提供するeギフト販売システム「eGift System」を導入する飲食小売業などのeギフト発行企業に対し提供を開始する予定。さらに、メーカーのサンプリングや顧客のロイヤリティ向上につながる機能も両社で開発していく。KINCHAKUでは「今後も『KINCHAKU』の認知度拡大を最大限に努め、今年秋頃のローンチ予定の新サービスなどを通して企業と消費者の双方への普及を目指す」と話している。また同時期、ふくおかフィナンシャルグループ傘下のFFGベンチャービジネスパートナーズとGxPartners LLPが共同運営する「九州オープンイノベーションファンド」を引受先とする第三者割当増資も実施、資金調達の総額は公表していない。

2020年6月2日発行