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東京―九州・瀬戸内海航路で大分港に寄港 商船三井と日本通運


東九州道北九州—宮崎間直結で

商船三井(池田潤一郎社長)と日本通運(齋藤充社長)は6月23日、博多港と東京港を結ぶ東京—九州・瀬戸内海航路で運航するRORO船が11月3日から大分港(大在地区)に寄港すると発表した。

昨年4月に東九州道北九州—宮崎間が直結開通したことで、沿線からの需要が期待されるため、週2便(金・日)で寄港する。RORO船はトレーラーの荷台をそのまま船内に積み込めるため、長距離トラックのドライバー不足解消や労働時間の軽減につながる物流形態として注目されている。また、東九州道が直結した昨年4月以降、宮崎方面から本州方面に向かう運送会社の多くが大分—四国間のフェリーを活用した四国ルートを利用する機会が増えていることから、両社はRORO船での利用拡大も目指す。大分港に寄港するRORO船は今回で3社目。東九州道直結以降、昨年10月から川崎近海汽船㈱が大分と静岡県の清水港に週3便で運航を始めており、「東九州道と県内の港湾ルートを活用することで、九州の東の玄関口を目指していきたい」(大分県・広瀬知事)としている。

2017年7月11日発行