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東九州自動車道建設に伴う資材好調で増収増益 日本乾溜工業 経常利益は過去最高
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交通安全施設、法面工事施工の日本乾溜工業株式会社(福岡市馬出1丁目、沢井博美社長)の2014年9月期連結決算は売上高が前期比12・3%増の140億3700万円、経常利益が同29・9%増の8億2600万円の増収増益だった。営業利益は同27・3%増の7億7500万円、純利益は同24・1%増の5億400万円。
東日本大震災の復興需要、東九州自動車道建設に伴う関連資材の販売や工事が好調で2年連続の増収増益。利益面においては受注確保、徹底したコスト管理で過去最高となった。同社では「主力の建設事業ほか防災安全事業においても官公庁を中心に備蓄用の食糧品の販売が堅調に推移。民間向けの保護具、安全衛生用品の販売も増加している。建設、防災安全、化学品の3事業で連携強化を図る」と話している。
今期は引き続き高速交通網の整備などで一定規模の公共投資を見込むが、メガソーラー関連の外構工事の減少も予想されることから売上高は前期比1・7%減の138億円、経常利益は同24・4%減の6億2500万円の減収減益を見込む。営業利益は同21・4%減の6億1000万円、純利益は同24・6%減の3億8000万円。