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来秋、会員に外国人技能実習生を派遣 くるめ介護人材支援事業共同組合


約20人

社会医療法人天神会・古賀病院グループ(久留米市天神町)や医療法人楠病院(同市日吉町)など4法人で運営する外国人技能実習生受け入れ組合・「くるめ介護人材支援事業協同組合」(久留米市山川町、堀江利治いちょうの杜代表)は、来年秋めどに会員事業所への外国人技能実習生の派遣を実施する。
同組合は今年9月に発足。主にNPO法人久留米市介護福祉サービス協会(久留米市日吉町)に加盟する約500の介護関連事業所に、同組合と提携した外国組合に登録する技能実習生を紹介する。今回はフィリピン人など約20人の技能実習生の各事業所へ受け入れが始まる見込みだという。派遣前に一定水準の日本語レベル「日常的場面で使われる日本語をある程度理解できる状態」を指す日本語能力試験「N3」合格相当の人材育成支援や、派遣先が低賃金などの不当労働を課さないかどの監査役も担う予定だという。吉永美佐子理事(楠病院常務理事)は「国が受け入れを認めた海外の国の中で、お互いの国で認められた組合同士が手を結んで展開することで、質の高い技能実習生と、実習生に対しては、高いハードル基準をクリアし雇用環境が十分に整った受け入れ先だけを紹介する。受け入れ側と技能実習生のお互いがブラックに感じる一面を解消する方法を常に考え、住環境の整備も含めしっかりとサポートもする」と話している。

2018年10月23日発行