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来秋、京都に新セントラルキッチン  梅の花    総事業費約26億円


 創作和食料理店経営の株式会社梅の花(久留米市天神町、梅野重俊会長兼社長)は2017年10月をめどに京都府綴喜郡井手町にセントラルキッチン(CK)を稼働する。
 大阪CKが老朽化し、建て替えが必要になったことから、昨年10月に約4億円で土地を取得。今年10月に着工し、来年7月に完成、10月に稼働する計画で総工費は約22億円。新CKが完成すれば大阪CKと伏見CKを集約する。新CKではテイクアウト店「古市庵」の商品を中心に、梅の花で提供する商品も製造する計画。約1万600平方mの敷地内に工場とレストラン、物販を併設し、工場見学などができる施設とする予定。同社では「久留米CKに集中している品目を京都CKへ製造分散することでリスクヘッジができ、近畿東海北陸地区の店舗配送コストの削減や供給する品目を増加することで生産規模の拡大を図る」と話している。

 梅野社長が代表取締役会長兼社長に就任

 また同社の新会長に12月25日付で梅野重俊社長が就任した。梅野会長が社長を兼任する。
 今後の権限移譲を目的としたもの。梅野社長は八女市出身。1951年1月1日生まれの65歳。76年7月久留米市にかに料理専門店「かにしげ」創業、90年1月株式会社ウメコーポレーション設立。
 今期(昨年10月)から梅の花グループの営業、教育、開発、購買などの本部機能を久留米から大阪に移し、子会社で外食事業の株式会社梅の花Service、テイクアウト事業の株式会社梅の花plus、株式会社古市庵の主力社員を集結するなど、新体制を築いている。
 新体制は次の通り。
 ▼代表取締役会長兼社長(社長) 梅野重俊▼取締役専務執行役(専務取締役) 本多裕二▼取締役相談役(専務取締役) 梅野久美恵▼取締役執行役 株式会社古市庵社長(常務取締役) 西浜英彦▼取締役執行役管理本部長(取締役) 上村正幸▼取締役執行役購買部長(取締役) 村山芳勝▼取締役執行役経営計画室長 鬼塚崇裕
 同社は1990年1月設立、資本金41億2317万円、売上高294億1052万円、従業員639人。