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来期中に東京本社を開設し、関東展開を開始 タマホーム 関東地区で100カ所の出店を計画


 木造住宅建築施工のタマホーム株式会社(福岡市博多区博多駅東二丁目、玉木康裕社長)は、来年六月からの来期中に東京本社を開設し、関東展開を計画している。
 将来的には関東地区で百カ所に出店する考え。東京本社の具体的な場所は決まっていないが、「丸の内か銀座の表通りの角地という条件で、すでに大手不動産会社から十カ所ほど候補地が挙がっている」(玉木社長)という。投資額は七十億円程度になる見込み。
 同社は今年六月十八日、大阪市中央区本町二丁目に大阪本社を開設し た。店舗では兵庫県内の加古川店、姫路店、相生店に続き、近く大阪初出店の泉佐野店を出店する。同店は大型展示場を併設した店舗で、これを機に関西出店を加速。今期中に全国三十カ所に出店し、来期のスタート時点で五十店舗体制を組む方針。来期以降も引き続き関西出店を進める一方で、来期からは関東出店に乗り出す考え。

 東京本社開設後は福岡との2本社制に

 また、東京本社設置後は福岡と東京に本社機能を置き、福岡との二本社制を採る。
 登記上の本社は東京に移し、本社機能を東京と福岡に置く方針。一方、大阪本社は関西用の拠点として名称をそのまま残すが、東京本社設置後は実質的には支店機能となる。また、同社では今後、住宅以外の異業種に関してM&Aなどを進める考えで、玉木社長は「地元でお世話になった方々もいるので、私が社長の間はすべて東京には移せない。地元貢献のために二本社制にして、異業種で買収する会社などもあるので、福岡にも本社機能を持たせる」と話している。

2004.8.17 発行 週刊経済より