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来年2月までに今福工業団地第2工区を造成  八女市と八女市土地開発公社    約7.5ヘクタール


 八女市と八女市土地開発公社(八女市役所内)は、市の工業団地として分譲を手がける今福工業団地のうち、第2工区として整備する工業用地約7.5ヘクタールを造成している。来年2月までに造成工事を終了させる予定。
 8月6日に久留米市田主丸町にダイハツ九州株式会社(大分県中津市、東迫旦洋社長)がエンジン工場建設に着手し、自動車関連企業の進出が県南部にも加速することが期待されるため、整備を急ぐ。今福工業団地は、広川町に隣接し、八女インターから北西に約3キロ、広川インターから約4.8キロの地点に位置し、開発面積は11.3ヘクタール。分譲面積は8.9ヘクタール。第2工区は造成に伴う設計、調査を近く終了し、9月中にも工事の入札を実施する予定。分譲価格については、すでに分譲を終えた第1工区(0.97ヘクタール)の価格坪あたり(3.3平方m)6万1,000円を基準とするが、自治体間の誘致競争を有利に展開するため、一般財源からの補助金支給も含めた優遇制度の新設も9月議会に提案する。
 市商工観光課企業立地係では「ダイハツ久留米工場の着工を契機に、県南部への関連企業進出が期待されていることもあり、今年度内の整備を急ぐ。企業の要望に応じて分譲を斡旋するオーダーメード方式で対応していくが、最低でも5,000坪クラスの用地を確保したい企業を対象に分譲を手掛けていきたい」と話している。