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来年2月、東京に着物専門店出店  Japan Impact Group   福岡店は閉店


  伝統工芸のコンサルを手がける株式会社Japan Impact Group(筑紫郡那珂川町片縄東1丁目、岡野博一社長)は、福岡市中央区薬院4丁目の着物専門店「awai―kimono fashion―」を8月12日に閉店し、来年2月から4月の間に東京都内で新店舗を出店する。
 東京出店は同店のコンセプトである「着物をファッションとして着る」人が多く成長を見込めること、また大手企業への商品供給やコラボレーションが増加しているため。出店候補地は代官山、目黒などを検討しており、広さはこれまでの3倍となる約130平方mを予定している。投資額は約5,000万円になる見込み。スタッフは木下勝博店長と、現地採用の3人。客単価は約7万円。初年度売上目標は、小売のみでこれまでの3倍となる約1億円。博多織や久留米絣のPRとともに、販売動向やニーズを商品開発に生かしていく。
 岡野社長は「awaiブランドを東京で成功させ、人口100万以上の都市には出店したい」と話している。
 同社は04年6月設立、資本金3,000万円。「awai」は05年4月にオープンした。

 中洲5丁目に着物専門店出店

 またグループ会社の着物メーカー・株式会社岡野(同所、同社長)は9月16日、福岡市博多区中洲5丁目に着物専門店「きもの 一十」をオープンする。投資は約2,000万円。
 場所は那珂川沿い、博多リバレイン対岸の松月堂ビル3階。店舗面積は約198平方m。客単価は約15万円を見込んでいる。初年度売上目標は1億円。店長は角彰浩氏が務め、スタッフは3人。閉店する「awai」がメーン商品としていた日常的に着ることができる着物に加え、振袖や訪問着など冠婚葬祭用の呉服も取り揃える。博多織や久留米絣、大島紬などを取り扱い、「日本で最も博多織が揃う店にしたい。地域の特色のある着物や文化をきっちりと紹介する今風の呉服屋さんを目指す」(岡野社長)という。
 同社は1898年創業、1966年10月設立。資本金1000万円。