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来年7月にVRシアターの新商品 ピー・ビーシステムズ


防災関連市場開拓へ

企業向けに基幹システムクラウド化など展開する㈱ピー・ビーシステムズ(福岡市博多区東比恵3丁目、冨田和久社長)はVRシアターの新商品の開発を進めている。来年7月に市場投入を予定している。
同社はこれまでVRシアター製造販売のエモーショナルシステム事業において360度のスクリーンに3D映像を投影する主力商品「4D王」を販売してきた。新商品「i4DOH」は視聴者が手元装置で操作することで視点移動などがリアルタイムにできる機能の搭載を目指し、現在検証実験を進めている。災害の体験がVRシアターでできることで防災関連市場での販路開拓につなげるほか、住宅のVR展示などの活用も視野に入れていく。同社は「VR用のゴーグルを着用するものではないので、シアター内の人同士で顔が見えることも特徴。特に防災の分野で活用の幅が広がるよう、販売開始まで調整を進めていく」と話している。
同社は1997年設立。資本金2億1326万円。従業員数48人。

2019年12月10日発行