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来年4月1日付で看護大学を開学 福岡学園 入学定員は100人
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福岡歯科大学や同医科歯科総合病院などを運営する学校法人福岡学園(福岡市早良区田村2丁目、水田祥代理事長)は、来年4月1日付で四年制の「福岡看護大学」を開学する。
昨年10月に文部科学大臣に対して設置認可申請を実施、8月31日付で認可を受けた。所在地は同系列の大学や病院と同じ敷地内。開学にあたり、現在4階建ての新校舎を建設中で来年1月末の完成を予定している。設置するのは看護学部看護学科で、学位名称は学士(看護学)。入学定員は100人(男女共学)。取得できる資格は、看護師国家試験受験資格、保健師国家試験受験資格(選択制定員10人)、養護教諭二種免許(保健師国家試験合格後申請)、第一種衛生管理者免許(保健師国家試験合格後申請)。カリキュラムは口腔医学を看護学に取り入れた内容で構成し、福岡市内の医療機関を中心に実習も行う。
学長には窪田惠子(くぼた・けいこ)福岡歯科大学客員教授が就く。窪田氏は福岡県出身。国立久留米病院附属高等看護学院卒、看護研究研修センター厚生省幹部看護教員養成課程卒、九州芸術工科大学芸術工学研究科芸術工学専攻修了。2006年西南女学院大学保健福祉学部看護学科教授、08年福岡女学院看護大学看護学部看護学科教授を経て15年に学校法人福岡学園 福岡看護大学設置準備室長、福岡歯科大学兼任講師。今年から同学の客員教授を務めている。
9月6日に福岡県庁で開いた記者発表で水田理事長は「看護学科を有する大学は県内で13校目となる。医師をはじめさまざまな職業の方々と共闘しながら適切な治療ができる、医療に対する考え方をしっかり持った看護師を育てていきたい」と話し、窪田次期学長は「学園内に大学のほか病院、介護老人保健施設などを有する点も強みに、Well-being(その人らしい最適な暮らし)を支える看護実践者を育成していく」と語った。
同学園は1973年4月開学。福岡歯科大学、同大学院、同大学医科歯科総合病院、福岡医療短期大学、歯科医療施設「口腔医療センター」、介護老人保健施設「サンシャインシティ」を運営している。