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来年4月、10億円かけ基山町に配送センター着工 東洋新薬 同10月の操業目指し、新たに30人を雇用


 健康食品受託メーカーの株式会社東洋新薬(福岡市博多区博多駅前二丁目、服部利光社長)は来年四月、約十億円をかけ佐賀県基山町園部の鳥栖北部丘陵新都市に配送センターを着工する。操業は同十月の予定。
 販路増加に伴う商品生産体制の強化、および新たなOEM商品の開発における研究体制を拡充するもので、生産拠点である「鳥栖第一工場」(同県鳥栖市弥生が丘)から近い場所に物流拠点を設け、生産・流通面での効率を高める。
 建設地の敷地面積は八千九百八十三平方メートル、建物は鉄骨平屋建ての延べ床 面積四千二百平方メートル。同センターでは主力の「大麦青汁」を中心に、原材料保管から、加工、製品保管、配送までを一括して担当。初年度一億円のの取扱高を見込んでいる。またセンター操業に伴い、新規に三十人を雇用予定で、うち半数を佐賀県下から採用する。
 同社では「鳥栖・基山地域は九州の中央に位置し、主要幹線が集結す るなど好立地な場所。地の利を生かした展開をしていきたい」と話している。
 同社は一九九七年設立、資本金五千万円、従業員数は三百人。
 服部社長は五四年九月十五日生まれの四十九歳、愛知県出身、名城大学商学部卒、趣味は釣り、音楽鑑賞。

2004.5.04 発行 週刊経済より